47%の仕事がAI(人工知能)に奪われてしまう!?「こどもプログラミングコース」体験談
コンピュータの技術革新によって、AI(人工知能)がどんどん進歩しています。
将棋でAIに負けるくらいであれば「まあ所詮ゲームだし・・・」って、苦笑い程度で済ますことができます。
しかし「今後20年くらいで、約47%の仕事が自動化される可能性がある」というオックスフォード大学の驚愕研究データもあります。
ロボットに支配されて職を失ってしまうのでしょうか?
それともロボットと共存共栄していくことができるのでしょうか?
今回は、このロボットを制御するためのプログラミングを、一から子どもたちに教えてくれる「こどもプログラミングコース」の体験談のお話です。
スポンサーリンク
すべては「Kids MBAロボット教室」のパンフレットからはじまった
ある日のことです。
学校から帰って来たうちの息子(小学生)が、一枚のパンフレットを嬉しそうに手渡してきました。
それは「Kids MBAロボット教室」の案内でした。
よく読んでみると、ロボットクリエイターの高橋智隆先生が監修するヒューマンキッズサイエンス「ロボット教室」が、アキラッチョの地元でも受講できるよ!という内容でした。
普段、習い事(スイミング以外)には全く興味を示さないうちの息子ですが、なぜかそのロボット教室だけは執拗に行きたがっていました。
モノは試しということで無料体験に行ってみたのですが、興味はさらに深まってしまい、その日のうちに受講を申し込んだのです。
学校の宿題をする時も全く集中力がなく、授業参観でも(文字通り)鼻をほじりながら外を眺めているような我が息子ですが、月2回のロボット教室にはすごく積極的で、好奇心と集中力に満ち溢れた姿勢で取り組めるようになりました。
ロボットを製作している時だけは、自分の子じゃないみたいです(笑)
LEGO®︎のようなブロックを組み合わせてロボットを製作するのですが、実際に手を動かして試行錯誤することで、斬新なアイデアも生み出すこともできます。
うまく作れなかったり、失敗をすることもよくありますが、失敗の原因を考えて作り直したりすることも勉強になるようです。
このロボット教室ですが「アドバンスプログラミングコース」になると自分の作成したロボットをプログラミングで制御できるようになります。
息子の通っている教室にも、中学生くらいの子どもさんが自分のロボットにパソコンをつなぎ、カチャカチャとプログラミングをしていますが、その姿には毎回圧倒されるものがあります。
この「プログラミング」ですが、2020年から小学校で必修になるってご存知でしょうか?
2020年「プログラミング教育」が小学校で必修に!
子どもの頃からコンピュータに触れることで、プログラミング的思考を身につけることを目的として、文部科学省が「2020年より小学校でのプログラミング教育を実施する」と発表しました。
これからの時代は、自分たちで課題を見つけ、それを解決するために必要な「思考力」「判断力」そして「表現力」などの能力が重視されるようになってきます。
もちろん、今まで学校で学んできたような従来の学力は必要ですが、自分たちで主体性を持って、色んな人たちと協力しながら学んでいくことが重要になってきます。
これらの能力はすべてプログラミング教育で伸ばすことができる!と考えられているようです。
すごい時代になってきたな・・・と関心していましたが、今自分の書いているブログをワードプレスで開設するのも、ある程度のプログラミング知識が必要です。
「ブログを開設する」「インターネットビジネスを始める」「独立して仕事をする」などなど、何をするにしてもこれからの時代は「プログラミング」が絶対必要とされるスキルになることは間違いなさそうです。
「こどもプログラミングコース」体験で学んだこと
実際に「こどもプログラミングコース」の体験に、大人のアキラッチョが一人で行ってきました(笑)
ロボット教室で勉強している小学生たちに、横目でジロジロ見られながらの体験となりました。
プログラミングを学ぶためのソフトは「Scratch(スクラッチ)」というもので、インターネット上で無償で提供されているため、インターネット環境があれば、誰でも今すぐに始めることができます。
プログラミングのコードがブロックで用意されていて、そのブロックをつなげたり組み替えたりすることで、キャラクターが動いたりするプログラムを直感的に作ることができます。
すごく簡単なのですが、もしわかりにくいようであればいちばんはじめのプログラミングという本をオススメします。
僕も買って読んだのですが、本の流れに沿ってゲームを作ることで、Scratchの使い方をあっという間にマスターすることができます。
プログラミングの勉強に抵抗や不安がある方は、まず自宅でScratchを触ってみてからでも遅くはありません。
実際にパソコンを操作することで「ITスキル」や「集中力」を身につけることができます。
またプログラムを作成することは「思考力」を鍛えることにつながります。
自分が実際に作ったプログラムをみんなの前で発表する場もあるので「伝える力」や「表現力」を身につけるトレーニングにもなります。
体験会で説明していただいた講師の先生も、日本での「プログラミング教育の遅れ」を非常に心配されていました。
将来的にAI(人工知能)を搭載したロボットに、今ある仕事の4割が奪われてしまう可能性があると言われていました。
例えばアメリカの大企業では、会社役員の約半数の人がプログラミングの知識をもっていて、仕事に活用しているそうです。
日本の会社役員なんて、プログラミングをできる人なんかいないんじゃないでしょうか?
(もちろん、アキラッチョもできません・・・)
アメリカでは大学生の頃からプログラミングで学費を稼いでいる人もいるらしいです。
でもその講師の先生は、あまり悲観もされていませんでした。
なぜなら「日本のロボット技術」は世界一素晴らしいからです。
人類の平和のために、人間に寄り添うことのできるロボットの開発は、日本が最も進んでいるとのことです。
例えばアメリカ、中国、ロシアなどは、優れたロボット技術を持っているようなのですが、そのほとんどが「戦争で活躍するためのロボット」なのだそうです。
またヨーロッパの国々は、宗教上の理由で日本よりもロボット開発が20年くらい遅れているようです。
人間をつくるのは”神様”だけであって、あたかも人間のような”ロボット”を、人間自身が作ってしまうことに抵抗があったようです。
僕は宗教のことはよくわからないのですが、その講師の先生は「20年ってのは致命的なディスアドバンテージなんですよ〜!」って力説されていました。
結局のところ、平和利用できて、しかも人類と共存していけるロボットを開発できるのは、日本人にしかできない!らしいです。
そのためにはやはりプログラミングを学ぶことは非常に重要になってきますね。
ロボットを開発する仕事でなくても、プログラミングの知識は必ず必要にな時代がやってきます。
パソコンをはじめとするコンピュータ機器を、単なる「ゲーム」をする対象ではなく、「何か新しいことを学ぶもの」とか「新しい仕事を生み出すもの」と考えることができるようになれば、本当に素晴らしいことですよね ^ ^
アキラッチョもプログラミングを学んでみようと思います。
それではまた!