家族4人で涸沢テント泊!上高地から行ける日本一のトレッキングルート!

上高地、穂高連峰、涸沢

 

本格的な登山・テント泊に関しては超初心者のアキラッチョですが、この夏は家族4人で登山・テント泊にチャレンジしてきました。

子どもたちが夏休みに入ると同時に、日本有数の山岳リゾート・長野県の上高地」まで足を伸ばしました。

そして上高地を拠点とし、標高2,310mにある「涸沢(からさわ)」まで登り、そこでテント泊を決行してみたのです。

 

何もかもが初めてなので、山の景色などすごく楽しめた反面、登山やテント泊についてたくさんのことを学ぶことができました。

今回は超初心者だけど、家族で登山・テント泊を一度はしてみたい!という方々に絶対に読んで欲しい記事です!

 

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まずは関西方面から上高地までのアクセスを紹介

家族4人の都合を考えて、(実質)2泊3日の登山旅行になりました。

簡単に旅行の行程をまとめてみます。

 

<1日目>

・午後10時に自家用車で出発

 

<2日目>

・早朝、上高地到着

 ↓

・荷物を預けて登山開始!

 ↓

・涸沢到着、テント泊(1泊目)

 

<3日目>

・早朝より下山開始!

 ↓

・「五千尺ロッヂ」に到着、宿泊(2泊目)

 

<4日目>

・ホテル周辺散策後、帰宅

 

上高地」は大自然に囲まれた山岳リゾート地です。

その景観を守るために、マイカーで直接訪れることは禁止されています

この上高地へのアクセスですが、関東方面から向かう場合と、関西方面から向かう場合の2つに大きくわけることができます。

僕は関西人なので、関西方面から上高地へのアクセスを紹介していきます。

 

まず一番最初に目指すべき場所は「あかんだな駐車場」です。

上高地の手前にある「平湯温泉街」にある駐車場ですが、そこから上高地へ向かうバス30分毎に出ています。

カーナビに「あかんだな駐車場」と入力すれば出るはずです。

約850台駐車可能で、料金は一日600円です。

 

兵庫県を夜の10時に出発して、高速道路に乗りました。

安全第一で、家内と運転を交代しながら(もちろん、子供達は寝てましたが)あかんだな駐車場を目指しました。

高速道路を走っている車もほとんどなく、運転自体は非常に楽でした。

 

上高地、涸沢

 

あかんだな駐車場には翌朝の5時頃に到着しました。

「夏休みに入ったばかりのシーズンは非常に混雑する」とガイドブックに書いていましたが、駐車場はまだまだ3分の2以上は空いていました。

観光客の数も少なく、体感的には「平日のUJSに遊びに行った時の10分の1くらい」の混雑度でした。(結構ガラガラです)

 

あかんだな駐車場から階段で下りてすぐのところにバス亭があります。

目的の「上高地バスターミナル」までの往復運賃は、大人:2,050円小学生:1,030円です。(※2017年7月現在)

バス停で家内の作ったサンドイッチを食べながらバスを待ち、トイレを済ませてから上高地行きのバスに乗り込みました。

 

上高地、大正池

 

時々居眠りをしながら、バスにゆっくり30分ほど揺られていると、左手に神秘的な「大正池」が見えてきました。

早朝でしたが、大正池の周囲を散策する観光客の姿がチラホラ見受けられます。

まもなく終点「上高地バスターミナル」へ到着しましたが、7月下旬だというのに半袖では少し肌寒いくらいの涼しい外気温でした。

 

北アルプスの山々に囲まれて、空気は圧倒的に澄み切っていて、目の前に流れる「梓川(あずさ川)」の清流を眺めていると、眠気も一瞬で吹き飛びました。

 

上高地、最高やんっ!!!

 

って僕は(心の中で)叫びました。

本当に来てよかったと思いました ^ ^

 

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上高地から涸沢へ!日本一のトレッキングルート攻略法

まずは「梓川」にかかる有名な「河童橋」をわたり、2泊目に宿泊する予定の「五千尺ロッヂ」で、登山に必要のない荷物を預かっていただくことにしました。

宿泊前日でも快く荷物を預かっていただけたことに感謝です!

 

河童橋、上高地

 

河童橋を出発したのが午前6時45分でした。

テント泊をする「涸沢」は標高2310mで、高地との高低差は約800mになります。

道のりは16kmあり、パンフレットには6時間くらいかかると書かれていました。

 

小学生(2年生、4年生)連れなので、無理せずしっかり休憩を取りながら、時間をかけて涸沢を目指す作戦にしました。

上高地の河童橋から、ゴール地点の涸沢までは、以下のような経路になります。

 

上高地、涸沢、横尾、徳沢

 

この16kmの行程の中でも「明神(みょうじん)」「徳沢(とくさわ)」「横尾(よこお)」で十分な休憩を取ることをお勧めします。

それぞれの休憩地点にはトイレもあり、また食堂もあるので食事を食べることができます。

上高地から横尾までは平坦な道になりますが、横尾からは完全に登山になるので、それなりの覚悟を決める必要があります。

 

梓川、穂高連峰

 

梓川に沿って、森林の中の小道をどんどん進んで行きました。

清流の向こうには、ドーンとそびえ立つ「穂高連峰」を一望することができます。

穂高連峰の雄大さには、本当に圧倒される思いでした。

 

明神橋、明神岳

 

最初の休憩地点「明神」には午前7時45分に到着しました。

明神橋」の向こうには「明神岳」を眺めることができます。

まだまだ元気だったので「明神池」の方にも足を伸ばしてみました。

ソーセージやアメなどでエネルギーを補給し、午前8時20分に明神を出発しました。

 

次の目的地の「徳沢」を目指している途中で、いかにも登山家って感じのおじさんに「すごく珍しい植物が生えてるよ」って声をかけていただきました。

 

ギンリョウソウ、銀竜草

 

その花は「ギンリョウソウ(銀竜草)」という名前の花で、草むらの中で本当に目立たないようにひっそりと白い花を咲かせていました。

そのおじさん曰く「すごく珍しいよ!ギンリョウソウが見れてよかったね♪」とのこと。

珍しいギンリョウソウが生えている場所で、高山植物にかなり詳しいおじさんとすれ違うことができたのは、本当にラッキーでした。

 

さらに進んで行くと、2つ目の休憩地点「徳沢」にたどり着きました。

徳沢に到着したのが午前9時20分、子供達は「お腹が空いた〜!」と言い出したので、さっそく昼食にすることにしました。

 

上高地、徳沢

 

お昼はレトルトカレーです。

徳沢はキャンプ場で食堂などもありますが、できるだけ自分たちでご飯を作ろう!というコンセプトの登山だったので、頑張って子供たちにも昼の食材を運んでもらっていました。

おにぎりは完全に原型をとどめていませんでしたが、本当に美味しいカレーライスでした ^ ^

 

キャンプ、カレー

 

昼食を終えて一息ついたあと、徳沢を午前10時20分に出発しました。

途中で「新村橋」という見どころもあったのですが、すでに疲れがたまり始めていたので「無言でスルー」してしまいました。

おそらくこの新村橋で写真を撮る人は、ほとんどいないんじゃないのかな?

 

徳沢から1時間ほど歩くと、次の目的地「横尾」には午前11時20分に到着することができました。

「新村橋スルー」してよかったです。

 

横尾、前穂高岳

 

横尾からは「前穂高岳」(3,090m)を眺めることができます。

いよいよここからが本格的な登山の始まりです!

”水分”を摂って、アメで”カロリー”を摂って、そしてもちろん”写真”も撮って・・・「涸沢まで登るぞ!」と覚悟を決め、午前11時40分に横尾を出発しました。

 

横尾からはガイドブック通り、急に登山チックになりました。

それまでに蓄積されたダメージが、一気に両脚を襲い始めたのです。

身体的なダメージはある程度覚悟していましたが、やはりコントロールが難しかったのが「子供のメンタル」でした。

 

「あと何メートル?」

「あと何分かかるん?」

 

という質問を、”数メートル”あるいは”数分ごと”に受けながら、一歩一歩山道を登りました。

自分のメンタルが崩壊しないように、自分自身を見失わないように、とにかく一歩ずつ登りました(笑)

 

屏風岩、ロッククライミング

 

途中で左手にロッククライミングが行われるという「屏風岩(びょうぶいわ)」を見ることもできました。

すごい断崖絶壁です(マジで・・・)。

そして午後1時0分、最後のまともな休憩地点「本谷橋(ほんたにばし)」に到着しました。

 

本谷橋

 

川の水がすごく冷たかったので、ヌルくなったペットボトルのお茶を冷やして飲むことができました。

リフレッシュして、もう一度気合を入れ直して、本谷橋を午後1時10分に出発しました。

 

早朝に上高地の河童橋を出発してから、すでに予定の6時間以上を経過していました。

この本谷橋からが更に傾斜が急峻になります。

基本的には小学生でも十分登れますが、危険な箇所も出てきます。

 

「落石注意!!休まずに進め!!」という看板が立てられている道も通りますが、全ての石が「落石のポテンシャル」を持っている「落石」でできたような道もあります。

「落石」の「落石」による「落石」のための道です。

ふと下の木を見て「落石注意!!」の本当の意味を知ることができました(汗)

 

落石

 

ずっと山道なので、時々立ち止まって休憩を取ることにしました。

途中で野生のニホンザルに遭遇することもできました。

穂高連峰を眺めながら、涸沢に向かって一歩ずつ登り続けていると、周りが徐々に雪の世界へと変化していきました。

 

涸沢、登山、雪

 

子供を連れて雪の斜面を登るのは、正直かなり過酷でした。

ところどころ雪解けによって深い穴が開いていたので、進む方向も間違える訳にはいきません。

ゴール(涸沢)が近いということは、なんとなく感じとることができました。

しかし「重い荷物」「睡眠不足」「子供たちの精神的疲労」などが徐々に僕の精神を蝕み始めていました。

 

薄れゆく意識の中で、ふと我にかえったのです。

これではいかん!

このままではこの部隊は全滅だ!

 

「みんな、大丈夫か!?」と後ろをふりかえった瞬間

僕の目に飛び込んできたのは・・・

僕たちの歩んできた道」という名の絶景でした!

 

涸沢、雪

 

そうか・・・

自分たちの歩んできた道そのものが、自分たちにとっての絶景だったんだ。

雄大な自然を前に、僕はそう気づかされたのでした。

 

気がつけば涸沢に到着していました。

到着時刻は午後3時0分。

河童橋を出発してから8時間15分かけてのゴールでした ^ ^

 

涸沢、穂高連峰

 

まとめ

登山超初心者の家族4人が、上高地から涸沢に到るまでのトレッキングを紹介してきました。

涸沢からの絶景だけでなく、僕たちを迎えてくれた道中の景色は思い出に残るものばかりです。

時間はかかりましたが、やはり無理をせず休憩をきちんととっていくことが、最も重要だと感じました。

 

この後、テントを設営したり、夕食をつくったりします。

そしてテントの中で一晩過ごし、翌日は雨の中の下山となりました。

その後の話も何かの参考になってくれると嬉しいので、引き続き紹介させていただこうと思います。

 

それではまた!

 

上高地、穂高連峰、涸沢