おすすめ書籍「頭痛が治る、未来が変わる!」より3つの名言をピックアップ

本

 

「頭痛専門外来」をしていると、いろんな頭痛の患者さんがたくさん押し寄せてきます。

片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」など、頭痛の種類はたくさんあります。

ほとんどの患者さんは頭痛の種類をきちんと診断することができて、その頭痛にあった薬を内服することで改善します。

 

しかし中には、頭痛の頻度が多くて、しかもひどい頭痛で、どのタイプの頭痛にも分類することができないような難治性頭痛」の方もいます。

そのような難治性頭痛の患者さんの診療をするにあたり「頭痛が治る、未来が変わる!」という本が非常に参考になりました。

その本の中からアキラッチョの心に響いた名言を3つほどピックアップして紹介していきます。

 

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患者さんの知りたいこと

患者さんがもっとも知りたいことは、自分の頭痛がどのくらい重度なのか、治るのかどうか、ということでしょう。

 

うーん、耳が痛い・・・。

まさにその通りなのです。

難治性頭痛の患者さんにとって、自分がどのタイプの頭痛で、保険で認められている薬が何なのか?とか、正直関係ないんですよね。

今悩んでいるこの頭痛が、どうすれば治るのか?

この一点に尽きると思います。

 

僕たち医師は「病名」を決めたがる習性があります。

病名がつくと、治療法もほぼ1対1で決まってしまうので、なんとなく安心してしまうのかもしれません。

というのは治療法が決まれば、たとえ治すことができなくても「これ以上の治療はないです」とか「保険で認められている薬はこれしかありません」って言い切る権利が生まれてくるからです。

実際には「治せない病気」もあるのですが、患者さんの立場にしてみれば「治してくれないと困る!」と言われるのも無理はありません。

 

この本では、今までの頭痛の分類は一旦横に置いておいて、「頭痛の頻度」を新たな基準として重症度を4層に分類し、頭痛の根本的な解決に迫っています。

(層が深ければ深いほど、重症の頭痛になります)

 

つらい頭痛の根本的な原因

大切なことは、回数が多くてつらい頭痛は、偶然に生じているのではなく、その方の心や感情、生活習慣、ストレスと密接につながっていることです。

 

頭痛を訴えて外来を受診される患者さんは、精神的なストレスを抱えている方が非常に多いです。

 

✔︎ 高校3年生になり、受験勉強を始めた途端に頭痛に悩まされるようになった女子高生。

 

✔︎ 離婚した息子さんが自宅に帰ってきたことがきっかけで、頭痛が続くようになったおばあちゃん。

 

✔︎ 認知症の母親の介護疲れで、頭痛がどんどんひどくなる女性。

 

などなど・・・。

 

頭痛って「生活環境の変化」や「人との関わり方」がきっかけになって起こります。

頭痛を根本的に治そうと思うのであれば、そのような視点を持ち「頭痛から送られてくるメッセージに耳を傾ける必要があるのです。

 

頭痛は人生を守る「ガードレール」

つまり、頭痛は、その方の人生と深くつながっていて、人生を守る「ガードレール」の役割を果たしているのではないかということです。

 

筆者は「あたかも、自動車が行くべき道から外れないように、ガードレールによって守られているようにー。」と追記しています。

「頭痛」というものは「薬で治療する病気」ではなく、「今までの生活や人との関わり方を見直すためのメッセージ」と考えなければなりません。

したがって頭痛を治すためには、今の自分自身の人生を見直すことが、最も重要なことになるのです。

このままの生活を続けると危ないよ!って、頭痛が教えてくれているんですね。

 

頭痛

 

難治性頭痛の考え方については”目から鱗”でしたが、具体的な頭痛患者さんの話も、日常診療をする上で非常に参考になりました。

もちろん頭痛患者さんがこの本を読まれても「この患者さんの話って、自分と全く一緒だ!」という感じでご自身の頭痛の理解が深まります

 

最後は、2つの側面からアプローチした「難治性頭痛の根本的な治療法」について書かれていますが、この本を読むことで、頭痛だけでなくその人の”人生”も治療することができるのではないでしょうか。

決して安い本ではありませんが、難治性頭痛に悩まれている方には一度目を通して欲しいおすすめの本です ^ ^

 

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それではまた!

 

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