おすすめ小説の中でも”マジで泣ける”小説5選!【読書の秋2017】

読書の秋

 

読書の秋、真っ只中ですね♪

少し専門的な話になりますが「読書」という行為は脳の様々な領域をフルに使うので、非常に効率のよい脳トレになることがわかっています。

短期記憶をつかさどる「海馬」であったり、感情や意欲に関係している「前頭葉」、視覚に関係する「後頭葉」などなど、読書中には脳の様々な領域が活性化します

他にも読書にはストレス軽減効果もあり、わずか6分間の読書によってストレスが3分の2以下になるという研究報告もあるくらいです。

 

しかし”脳トレ”や”ストレス軽減”のためだけに読書をするというのも、ちょっと寂しいですよね。

優れた本の中には、これまで人類が経験して積み重ねて来た「知識」や「知恵」がつまっています。

そしてみなさんの心を揺さぶるような「感動」のつまった本もあります!

 

今回は読書家のアキラッチョが、ちまたで”おすすめ”と言われている小説を実際に読んでみて、その中でも”マジで泣ける!”と思った5作品を、個人的に厳選して紹介します。

自分の心が無性に「泣ける話」を求めている方は必見ですよ〜!

 

一つ断っておきますが、泣きそうになっただけで・・・実際は泣いてないからね・・・(強がってます)

 

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おすすめ小説の中でも”マジで泣ける”小説5選!

『世界から猫が消えたらな』川村元気

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脳腫瘍で余命一週間と宣告された主人公。

そして、自分とそっくりの悪魔に「世界からひとつなにかを消すと、1日寿命が伸びる」と告げられて、まずは「電話」をこの世界から消してみることに・・・。

 

まずはじめに、脳神経外科医から専門的な意見を言わせていただきます!

もし主人公が脳腫瘍で余命一週間の状態であれば、脳腫瘍で頭の中がパンパンに腫れてしまっているはずなので、すでに意識はありません。(水を差すようですみません)

もしかしたら主人公の無意識下でのストーリー展開だったのかもしれませんね ^ ^

 

「ほとんどの大切なことは、失われた後に気付くものよ」

 かあさんはその映画を観ながらよく言っていた。

 

健康」の大切さも、病気になって初めて気付く方が多いです

日々の生活習慣への配慮が、健康で幸せな人生をすごすためには必要だと感じてます。

 

一番最後は、主人公の飼い猫”キャベツ”を含めた「猫」をこの世界から消すことを悪魔に提案されるのですが、結末はいかに!!?

心温まる感動のストーリーです!

 

『ぼくは明日 昨日の君とデートする』七月隆文

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カスヤナガトさんのイラストを表紙にしているライトノベルはたくさんありますが、この作品もその中のひとつです。

舞台は京都。

美大に通う主人公の南山高寿が、通学電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れをするところからストーリーは始まります。

勇気を振り絞って彼女に声をかけ、そして別れ際に「また会える?」と聞いたところ、彼女が突然涙を流しながら抱きついて来たのです・・・。

な、な、な、なんで!??

 

そうだ。

愛美はいつも泣いていたじゃないか。

とても些細だったり、不思議なタイミングで泣いてたじゃないか。

 

初めて手をつないだとき。

初めて料理を作ってくれたとき。

初めてお互いの呼び方を変えたとき。

でも、ぼくにとっての初めてはーー愛美にとっての「最後」で。

二度と戻れない、過ぎ去っていくものでーー。

 

最初は二人の間のギクシャク感に違和感を感じていましたが、読んでいくうちに「なるほどな〜」ってわかってきます。

そしてこの作品のタイトルが『ぼくは明日 昨日のきみとデートする』になったのかがわかります。

(タイトルでネタバレしそうなくらいの勢いがあります)

 

少し設定に無理な部分もありますが、そんなのはどこかに置いておいて、この甘く切ない小説でさめざめと泣いてみてはいかがでしょうか?

”切ない気持ち”にドップリ浸かることができるオススメ小説です ^ ^

 

『手紙』東野圭吾

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東野圭吾ファンなら絶対に読んだ作品だと思います。

弟の大学進学費用のため、一人暮らしの資産家老女の家に空き巣に入った兄が、思いがけずに強盗殺人を犯してしまうストーリ展開です。

もちろん兄は刑務所に入るのですが、残された弟は「強盗殺人犯の弟」というレッテルがはられてしまいます。

獄中の兄から届く手紙、そして最後は兄との縁を切るための弟からの手紙。

強盗殺人事件を中心に「被害者」と「加害者」のその後の人生を巧に描いている作品です。

 

 兄貴、俺たちはどうして生まれてきたんだろうなー。

 兄貴、俺たちでも幸せになれる日が来るんだろうか。俺たちが語り合える日が来るんだろうか。二人でお袋の栗をむいてやった時みたいにーー。

 

最後に胸の中で兄に呼びかけたこのセリフが、僕にはジーンと来ました(泣)

ちょっと湿っぽくなってきたので、元気を取り戻すために本作品の中からもう一ヶ所だけ引用させていただきます。

 

「マドンナはまだ無名だった頃、成功しようと思って何をしたと思う?タクシーに乗って、『世界の中心に連れていって』といったんだ。そこがニューヨークのタイムズスクエアだったんだよ」

 

さすがマドンナ!

キザなセリフも含めて、やることなすことカッコよすぎるよ!

そしてタイムズスクエアに連れて行ったタクシーの運転手さんもカッコよすぎ!

 

話を戻しますが、この『手紙』は”泣ける”というよりは、むしろ”考えさせられる”作品でした。

ちょっと今回の趣旨と外れていてすみません・・・

しかし圧倒的にオススメ小説であることは間違いありませんよ〜♪

 

『鉄道員』浅田次郎

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本の表題にもなっている『鉄道員』は、廃線間近の北海道ローカル線の駅長に訪れる”奇跡的な幸せ”を描いたベストセラー作品です。

ある雪の日に、ホームの雪かきをしている駅長の元に、忘れ物をしたという一人の少女が現れるのですが、実はその少女が・・・。

これ以上はネタバレになってしまうので、やめておきましょう。

心温まる、感動の傑作短編小説です ^ ^

 

この本には『鉄道員』を含めて8つの短編小説が収められているのですが、その中でも2作品目の『ラブ・レター』は本当に泣けます!

 

 私が死んだら、吾郎さん会いに来てくれますか。

 もし会えたら、お願いひとつだけ。

 私を吾郎さんのお墓に入れてくれますか。吾郎さんのお嫁さんのまま死んでもいいですか。甘えてごめんなさい。でも私のお願いこのひとつだけです。

引用:『ラブ・レター』より

 

今まで読んできた数々の小説の中でも、アキラッチョ的にはこの作品が一番泣けるストーリーでした。

涙腺崩壊・・・約束します!

 

『悼む人(上・下)』天童荒太

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事故や事件で亡くなった人がいる現場へおもむき、そこでひざまずいて死者を悼む青年・坂築静人を中心としたヒューマンドラマです。

死因や原因には一切関心を持たず、亡くなった人がどのように愛された人生を送ってきたのかを思い浮かべながら、儀式のように悼み続けます。

そして悼む人・静人の帰りを待つ家族がいるのですが、最後はその家族にも大きな転機が待ち受けているのです。

 

(用水路で亡くなった四歳の子の死に対して・・・)

「いい子だったと、祈れよ。祈るなら、本当に優しい子だったんだと、祈っていけ。ママにな、用水路脇に咲いてた花をプレゼントしようとしたんだ……そういう子だったんだよ」

 

”悼む人”としての旅を続ける主人公・静人の姿から、自分は何を学ぶことができるのだろう?って考えさせられました。

最後の場面はとても不思議な感覚に包まれます。

少しずつ深い眠りに落ちながら、すごく心地の良い”夢の世界”を見ているような・・・

この作品を読んでみて、感じ方は人それぞれだと思いますが、間違いなく傑作小説だと確信してます!

 

読書の秋

 

以上5作品、おすすめ小説の中でも”マジで泣ける”小説ということで紹介させていただきました。

 

しかし世の中には、まだまだたくさんの優れた本が存在しています。

例えば一年間を通して、100冊くらいの本を読むことができるとします。

アラフォーの方であればあと30年くらいは本を読むことができるはずなので、残りの生涯で100 × 30 = 3,000冊の本を読むことができる計算になります。

 

「まだ3,000冊も読めるんだ!」って喜ばれる人もいれば、

 

「あと3,000冊しか読めないんだ・・・」と寂しい思いをする人もいるはずです。

 

なので派手な”新刊の広告”なんかに振り回されて、読む価値のない本に貴重なお金と時間を無駄使いしないように気をつけなければなりません!

 

前回の記事 でも紹介したのですが、読む本を選ぶ時にどうすれば失敗しないか?村上春樹さんの代表作『ノルウェイの森 』の中でこんなシーンがあるので、一つの指標にしてみてはいかがでしょうか?

 

 彼は僕なんかはるかに及ばないくらいの読書家だったが、死後三十年を経ていない作家の本は原則として手にとろうとはしなかった。

「現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺はときの洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ。人生は短い」

 

正論(かも)ですね!

僕も人生の残り3,000冊を、そんな感じで選ぶことができたらな〜ってつくづく思います(笑)

 

それではまた!

 

読書の秋