もう一度読みたい!村上春樹のおすすめ長編小説5作品を厳選紹介!

村上春樹

 

実は村上春樹小説の大ファンのアキラッチョです。

中でも長編小説は本当に素晴らしく、読んでいるうちに不思議な世界へどんどん引き込まれてしまい、物語の世界から出てこれなくなるくらいの面白さです。

今回は村上春樹の長編小説の中でも、自称ハルキスト”の僕が「もう一度読みたい!」「何回でも読みたい!!」と思えるほどの傑作を、5作品厳選して紹介しようと思います。

これらの作品の中で最も印象に残った一文を引用しながら、いつも通り私見も述べさせて頂こうと思います ^ ^

 

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もう一度読みたい!村上春樹のおすすめ長編小説5作品を厳選紹介!

村上春樹の長編小説は、2つの並行する物語がところどころで接点を持ちつつ、最終的に不思議なカタチで融合していくという特徴があります。

全く理解することができない表現も多々ありますが、その難解で不思議な表現がスパイスとなり、読んでいる我々を不思議な世界へ連れ込んでくれるのです。

それでは早速、独断と偏見による村上春樹のおすすめ長編小説5作品を、厳選して紹介していきましょう!

 

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

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高い壁に囲まれていて、外の世界と接触することのできない街で、一角獣の頭蓋骨から”夢”を読んで生活する「僕」。

もう一人は老科学者によって意識の核に秘密の思考回路を組み込まれた「私」。

静粛で幻想的な世界と、波乱万丈の冒険世界で、この二人の主人公を中心に物語がどんどん展開していき、最終的に絶妙な融合を起こしてしまう最高傑作長編です!

 

期待をするから失望が生じるのだ。

 

この一文を読んだ瞬間に、宝くじを買う人たちの顔が浮かび上がりました(笑)

年末ジャンボ宝くじの1等当選確率って0.000005%だそうです・・・。

確率的には、60億円分の宝くじを買えばやっと1等が1枚当たるという計算になります。

僕は宝くじは絶対に買わないのですが、まあでも公共事業への寄付と考えれば、宝くじを買うことにも意味が見出せそうですね。

宝くじを一枚買うくらいなら、文庫本を一冊買って読むほうに価値を見出す僕って、反社会的なのかな〜?

 

『ノルウェイの森』

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こちらは村上春樹の代表作になりますが、本当に素晴らしい傑作恋愛小説です。

主人公のワタナベと直子、そして緑との恋愛模様が繊細かつ非常に丁寧に描かれています。

単なる恋愛小説ではなく、我々読者が幻想的で神秘的な世界へと迷い込んでしまうような不思議な小説です。

 

死後三十年を経ていない作家の本は原則として手にとろうとはしなかった。そういう本しか俺は信用しない、と彼は言った。

「現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ。人生は短い」

 

小説の本筋とは全く関係ありませんが、村上春樹さんの個人的な私見とも思われるこの一文が僕は大好きです。

アラフォーの僕であれば人生残り40年。

桜の花見もあと40回しかできないと思うと少し寂しくもなります(泣)

残された貴重な時間を無駄に費やさないよう、読む本だけでなく日々の行動にも後悔がないよう気をつけていきたいものですね ^ ^

 

『ダンス・ダンス・ダンス』

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村上春樹デビュー作である『風の歌を聴け 』から始まり『1973年のピンボール 』『羊をめぐる冒険 』までの三作品を『青春三部作』と呼びますが、この三部作の語り手である”僕”と、その友人の”鼠”との物語の続編に当たるのがこの作品です。

前作で消えてしまった”キキ”という女性を求め、主人公の”僕”が再び「いるかホテル」という名前のホテルを訪れるのですが、そこで”羊男”との再会を果たすという物語が、幻想的な情景描写とともに淡々と進んでいきます。

読み進んでいくうちに、この不思議な村上春樹ワールドにどっぷりと浸かっていくこと間違いなしです!

 

みんなはそれを逃避と呼ぶ。でも別にそれはそれでいいんだ。僕の人生は僕のものだし、君の人生は君のものだ。

何を求めるかさえはっきりしていれば、君は君の好きなように生きればいいんだ。人が何と言おうと知ったことじゃない。

 

僕自身の人生を振り返ってみても、やはり”逃避”とも言えるような路線変更をたくさんしてきました。

後ろ指を刺されるような気持ちにもなりましたが、これは僕の人生なんだ!と何度も自分自身に言い聞かせてきたことを思い出します。

自分の信念(求めるもの)さえしっかりしていれば、自分の好きなように生きるべきなのです。

決して他人の人生を歩む必要はないのです ^ ^

(もちろん、人の道からは外れるようなことをしてはダメですけど)

 

『ねじまき鳥クロニクル』

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仕事を辞め、妻のクミコと平穏な日々を過ごす主人公の岡田トオル。

飼い猫の失踪がきっかけで、その平穏な日々が崩れていくという展開の物語です。

過去から現代にかけて、様々な人物の運命が複雑に絡み合っていて、別々のストーリーが最終的に見事に調和する傑作小説です!

 

「つまりー私は思うんだけれど、自分がいつかは死んでしまうんだとわかっているからこそ、人は自分がここにこうして生きていることの意味について真剣に考えないわけにはいかないんじゃないのかな。死というものの存在が鮮やかで巨大であればあるほど、私たちは死にもの狂いでものを考えるわけ」

 

いつかは死んでしまうということは分かっているのですが、今生きていることの意味なんて真剣に考えたことなんて僕にはありません。

死というものに直面するようになれば、もっと真剣に生きていることの意味を考えるようになるのかな?

そんなことを考えているうちに、自分が死んでしまうことに気がつかないまま、わずか5歳で亡くなった脳腫瘍の女の子のことをふと思い出してしまいました。

 

『海辺のカフカ』

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15歳の誕生日を迎えた少年・田村カフカが家を飛び出し、遠くの知らない街の小さな図書館の片隅で暮らし始めるという物語です。

その一方で、記憶を無くした老人・ナカタさんは、ある事件をきっかけに住んでいた街を去ることになり、”入り口の石”を探す旅が始まります。

この2つのストーリーが並行して進むのですが、カフカ少年の自分探しの旅で様々な人と関わり合うことになり、それによって徐々に田村カフカという人間が形成されていくのです。

 

しっかりと目を開けるんだ。目を閉じるのは弱虫のやることだ。現実から目をそらすのは卑怯もののやることだ。君が目を閉じ、耳をふさいでいるあいだにも時は刻まれているんだ。コツコツと。

 

嫌な現実からは目を背けたくなります。

でも目を閉じている間も刻一刻と時は過ぎていくのです。

目をしっかりと開けて、現実をきちんと受け止めなければなりません。

少年カフカと老人ナカタさんとの不思議な物語ですが、面白い登場人物や美しい情景描出もさることながら、生きていく上での大切なことも色々教えてもらえる小説でした。

 

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まとめ

現時点(2018年1月1日)で、この世に出ている村上春樹の長編小説の中でも、僕自身が「もう一度読みたい!」と思った5作品を独断と偏見で厳選してみました。

この5作品に一応順位をつけてみると、次のようになります。

 

1位世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 

2位ノルウェイの森 

3位海辺のカフカ 

4位ダンス・ダンス・ダンス 

5位ねじまき鳥クロニクル 

 

どの作品も甲乙つけ難いのですが、もう一度読み込んでみたいなと思う順番に並べてみました。

村上春樹作品は、読み返せば読み返すほど見えてくるものが少しずつ増えてくるような気がします。

もし無人島に本を一冊持っていくとしたら、僕は絶対に村上春樹小説を持っていくと思います。

他にもたくさんの傑作小説があるので、今まで村上春樹作品を読んだことのない方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね ^ ^

 

それではまた!

 

読書の秋