絶対おすすめ!2018長崎ランタンフェスティバルは本当に楽しいお祭りだったよ♪
「長崎ランタンフェスティバル」は、長崎新地中華街の人達が”春節”(中国の旧正月)を祝うために始めたお祭りで、元々は「春節祭」として行われていました。
このお祭りが規模を拡大し、平成6年から長崎ランタンフェスティバルとして冬の長崎を彩る一大風物詩になったのです。
今年は2月16日の春節から3月4日までの17日間に渡って開催されており、わたくしアキラッチョもここぞ!とばかり長崎を目がけてフライトすることにしたのです ^ ^
2018長崎ランタンフェスティバルだけでなく”オール徒歩”の長崎市内観光、地元の方が絶対に行くべきだ!と勧めてくれた本格中華店の長崎ちゃんぽんなど、余すところなくレポートします。
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2018長崎ランタンフェスティバルを満喫!
脳神経外科医として十年以上、心の休まる瞬間もほとんどなく、自分自身や家族をすべて犠牲にして仕事に打ち込んできました。
ちょっとどこかへ出かける時も、常に”病院からの呼び出し電話”に怯え続けていました。
しかし最近やっと人間らしい(?)生活ができるようになり、今まで抑制されていた「どこかへ出かけたい!」という気持ちが思いっきり解放され、ちょっとでも時間があればどこへでも出かけてしまうという日々を送っています ^ ^
そんな中で今回は冒頭で説明した「2018長崎ランタンフェスティバル」を目指し、格安航空チケットで一泊二日の長崎旅行をすることにしました。
長崎空港からは長崎各地に向かってシャトルバスが運行されています。
長崎ランタンフェスティバルが開催される長崎市内へは、5番のりばから出る「出島道路経由」のバスに乗り、約35分かけて「長崎新地」まで行けば大丈夫です。
長崎市内中心部は、こんな感じでたくさんの提灯(ちょうちん)に飾られていました。
今回の宿泊ホテルですが、メイン会場となる長崎新地中華街の目と鼻の先にある「出島の湯・ドーミーイン長崎 」を予約しました。
このホテルを選んだ理由は、会場に近くて一泊5,000円くらい(大人一人の素泊まり)と宿泊代が安かったからなのですが、大浴場がすごく綺麗でしかも無料の「夜鳴きそば」も食べることもできたのでとても満足できました ^ ^
まだ外は明るかったのですが、メイン会場の新地中華街会場へ行ってみると、ステージでは中国雑技団のショーが行われていました。
この椅子の上で演技をしている女性ですが、司会の団長曰く”世界一”をとった人らしいです!
ひと通りショーを観終わったので、露店で売られている肉まんなどを食べ歩きながら、徒歩10分くらいの場所にある中央公園会場(もう一つのメイン会場)へ行ってみることにしました。
だらだらと食べ歩き(飲み歩き)をしていたので、中央公園会場に到着するころにはいい感じで薄暗くなっていました。
そして気がつけば・・・今回の目的であるランタンのオブジェ達が、盛大に美しい光を灯し始めていたのです!
これ、実物見たらビックリするぐらい綺麗で本当に感動します!
七福神の恵比寿さまも、どうよ!と言わんばかりに片脚上げてガッツポーズです。
こちらは坂本龍馬夫妻ですが、長崎市内の中心部にはこのような光のオブジェがところどころに点在しているので、ぶらぶら歩いていても全く飽きることはありません。
観光名所の「眼鏡橋」も、提灯やオブジェに彩られて本当に幻想的で美しいです。
眼鏡橋の近くに串焼きの肉を売っている「KUSHIYAKI MORIYA」というお店を発見しました。
ちゃんとした炭火焼きで、串焼きは全て一本120円です。
美味しそうな串焼きを何本か買い、川のほとりで焼酎熱燗をすすりながら眼鏡橋をしばらく眺めました。
今まで辛い日もたくさんあったけど、今まで頑張ってきて本当によかったな〜って、しんみりと幸せな気分にひたることができました。
新地中華街アーケードの提灯たちも、温かい光で道を照らしてくれています。
ほろ酔い気分で新地中華街会場に戻ってきました。
中国の武将のオブジェですが、明るい時とは全く別物で美しいです!
赤い馬なので赤兎馬でしょうか?そうなるとこれは三国志で出てくる武将の関羽・・・もしかしたら呂布かもしれないな?(笑)
配布されていたパンフレットに『想像以上に、異国でした。』というキャッチフレーズが書かれてありましたが、まさにぴったりの表現です。
象に乗った子供もいます。
千鳥足の僕は心の中で「像の上は危ないぞ〜、落ちんなよ〜」と叫びました。
(僕が川に落ちないように気をつけなければなりません…)
獅子が何匹か連なっていて、何が何だかよくわかりませんが、とにかく”めでたい”ということが伝わってきます。
せっかくなので孔子廟(こうしびょう)会場にも足を運んでみました。
先ほどの新地中華街会場からは徒歩10分くらいです。
通常、大人であれば入場するのに600円かかるのですが、ランタンフェスティバル期間中の17時から21時までは入場無料になります!
中では中国変面ショーが行われていました。
中国語のノリノリの音楽に合わせて、激しく踊っているダンサーの顔(お面)がどんどん変わっていくというショーなのですが、正直言ってめちゃくちゃ面白かったです。
そして踊っていたのは、なんと17才の中国人高校生!
有料でしたが、このあどけない高校生と一緒に写真撮影もしちゃいました ^ ^
孔子廟の中には荘厳な雰囲気の孔子像が祀られていました。
両腕を広げて三度お辞儀をします。これを三回繰り返すのが中国式の参拝の仕方だそうです。
ちなみに日本の神社の正しい参拝の仕方は、こちらの記事 も参考にしてみてください ^ ^
少し小腹が空いてきたので、ホテルの近くまで戻ってきました。
川の上にかかった提灯がピンク色に綺麗に光っています。
川面に映った提灯がとても幻想的でした♪
長崎市銅座町にある「炉端亜紗・喜三郎 」という道端にある居酒屋さんに適当に入ってみたのですが、魚介類のレベルの高さに驚きです!
あまり知られていないかもしれませんが、長崎県は漁獲量全国2位の漁業王国で、しかも魚種の豊富さに関しては全国1位なのです。
これだけたくさんの魚が獲れるということは、普通の居酒屋さんでもかなりハイレベルな食材を安く手に入れることができるはずです。
魚がたくさん獲れる都道府県への旅行にはハズレがないと感じるのは、僕だけではないと思いますよ〜 ^ ^
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長崎市内観光を、徒歩でどこまでできるかチャレンジしてみた♪
長崎ランタンフェスティバルの余韻が残る2日目です。
夕方のフライトまで時間がたっぷりあったので、可能な限り長崎市内の観光をしようと思いました。
前日ちょっと食べ過ぎたため、カロリー消費目的にすべての移動を徒歩で行うことにしました。
ホテルのチェックアウトをし、近くのドトールコーヒーでモーニングを食べ、腹ごなしに歩いてオランダ坂までやってきました。
かつて長崎の人たちは、出島に住んでいるオランダ人の影響から、開国した後も東洋人以外の外国人を「オランダさん」と呼んでいて、「オランダさんが通る坂」という意味で、このあたりの石畳の坂を「オランダ坂」と呼んでいたそうです。
その後、大浦天主堂を目指して歩いて行く途中にスーパーマーケットに立ち寄ってみたのですが、我々の地元では中々手に入らない”鯨”が普通に売ってありました。
他にも長崎ちゃんぽんのだし汁や、アゴ(トビウオ)の出汁など、ご当地ものの食材がたくさん並んでいます。
スーパーマーケットって、究極のお土産屋さんかもしれませんね ^ ^
あいにく大浦天主堂は外壁の工事をしていて、美しい外観を拝むことはできませんでしたが、生まれて初めて建物の中に入りました。
広い空間の広がる聖堂で、ステンドグラスから差し込まれる色とりどりの光が教会の壁を照らしていたのが印象に残ります。
続けてグラバー園へ行きました。
スコットランド出身で、日本の近代化に力を注いだ冒険商人のトーマス・ブレーク・グラバーが住んでいた旧グラバー住宅をはじめ、他にもイギリス人の旧邸宅が何軒か建っていました。
ちなみに旧グラバー住宅は現存する日本最古の木造建築であり、国の重要文化財に指定されています。
建築当初から何回も増築(リノベーションかなw)されたということも初めて知りました。
グラバー園の出口から出てすぐの所にあるお土産やさんで、”カステラアイス”なるものを発見しました。
長崎ならではのスイーツで、味の方も決して裏切られませんでした。
アイスクリームが少し溶けて柔らかくなるまで待ってから食べるのがポイントです ^ ^
(僕は待てませんでした・・・w)
午前中の市内観光を終え、ランチの時間がやってきました。
再び長崎新地中華街まで徒歩で戻り、長崎県出身の知人が強く勧めてくれた中華のお店「江山楼(こうざんろう)」に入ることにしました。
一番のオススメがこちら”王さんの特上ちゃんぽん”(1,500円)です!
江山楼に来たら絶対これ!とも言われており、フカヒレなど30種類の具がふんだんに使われています。
スープの味も申し分なく、このちゃんぽんは絶対に食べる価値があります。
そして江山楼に来たら絶対これも!と言われているのがこちら”王さんの特上皿うどん”(1,500円)です!
こちらも30種類の具が使われていて、パリパリの揚げ麺は超細麺です!
旨味の強いトロミのついたスープとからめて食べる皿うどんは本当に絶品でした ^ ^
お腹もいっぱいになり、次の目的地は坂本龍馬が中心となって結成された日本初の商社「亀山社中」の記念館です。
Google MAPで調べると徒歩20分くらいということで、のんびり歩いて行くことにしました。
坂本龍馬をはじめ、幕末の志士たちも歩いたであろう小道を進んで行く途中で、「梅寿軒」という創業188年の和菓子屋さんを見つけました。
この季節は春を感じさせるテーマの和菓子です。季節ごとに変化していく和菓子も素敵ですが、こちらのお店のカステラはなんと今から予約しても4ヶ月待ちとのことです!
和三盆もかわいかったのでお土産に買って帰ろうとしたのですが、お店の方が「そちらは関西から取り寄せているので、関西のお客様には珍しくないと思いますよ」と正直に教えてくれました。
さすが幕末の志士たちの末裔!潔いですね(笑)
亀山社中記念館までは”龍馬通り”と呼ばれているお墓の中の階段小道をどんどん上がって行かなければなりません。
ちょうど息が切れる頃に、目的地の亀山社中記念館に到着しました。
薩長連合へとつながる大きな役割を担ったこの亀山社中ですが、かの『竜馬がゆく 』を書いた司馬遼太郎が調査した結果、この建物が亀山社中に違いない!ということで保存されることになったらしいです。
坂本龍馬が近江屋で殺害された時の血しぶきのかかった掛け軸(複製)などが展示されており、坂本龍馬ファンなら絶対に外せない場所です。
天井裏の隠し部屋に登ってみると、坂本龍馬の名言「世の中の人は 何ともいえばいへ わが成すことは われのみぞ知る」という書が立てかけられていました。
誰に何と言われようが、自分のやるべきことは自分が一番わかっているんだという坂本龍馬の”強い意志”がビンビンに伝わって来ます。
僕も坂本龍馬のように世の中を少しでもよくできるような人間になろう!と、この天井裏で密かに決心しました。
日本を、いや世界を
今一度 せんたくいたし 申し候
引用:「職業としてのDr.アキラッチョ」より
それではまた!
※「龍馬のぶーつ像」:坂本龍馬は日本で最初にブーツを履いたと言われていることから、亀山社中創設百三十周年記念事業の一環として建立。”ぶーつ”の中に足を入れて舵を握ることができるので、ぜひ龍馬の気分でお試しください!(僕も写真撮影しました ^ ^)