滋賀の陸上自衛隊・砲弾落下事故で、岩屋防衛大臣が発した言葉に違和感を感じない人はヤバイかも・・・
11月14日に滋賀県で、陸上自衛隊が発射した迫撃砲弾が演習場の外に飛んで行き、民間人の車を破損させた事故がありました。
あわや大惨事となるとんでもない事故ですが、この事故の直後に岩屋防衛大臣が次のようなコメントをしていました。
事故対応をしっかり行っていくと同時に、このような事案が今後、発生しないように再発防止に努めていく。
一見、ありきたりの政治家のコメントのようですが、僕はこれをネットで見た時に「ただならぬ違和感」を感じました。
それは、もし戦争になったら「このような事案」が発生しまくるだろ?って思ったからです。
そもそも日本ってもう絶対に戦争しないんでしょ?
だって日本国憲法の第九条には次のように明記されてるんだから。
<第九条>
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
もし本気で「再発防止に努めていく」のであれば、こんな迫撃砲みたいな武器自体をすぐに手放さなきゃダメですよね?(笑)
だって戦争になったら確実に「このような事案」が「再発」しまくるんだから。
あと、陸上自衛隊トップの陸上幕僚長って人が「安全には細心の注意を払うので、目標地点から1キロもずれることは通常では考えられないことだ」ってコメントしてるけど、戦争でその目標地点になる場所には「人の命」があるんだってこと、分かってて言ってんのかな?
もう一つ。
岩屋防衛大臣はこの会見を次のようなコメントで締めくくってました。
深刻に受け止めており、明日にも幹部を招集して安全徹底を図りたい。
口からでまかせではなく本気で「安全徹底を図りたい」のであれば、自衛隊という名の軍隊を使った「戦争ごっこ」を是非やめてほしいものです。
我が国の防衛費(=軍事費)はアメリカ合衆国の10分の1以下とは言うものの、平成31年度は5兆2,926億円もの血税がこの「戦争ごっこ」のために無駄遣いされようとしています。(防衛省「平成31年度 防衛関係費(概算要求)等について」より)
いい歳した霞ヶ関や永田町のおじさんたちが「来年は916億円使って新しい戦闘機(F-35A)を6機購入します!!」と、あたかも子供がお年玉でプラモデルを買うかのごとく、殺人兵器のために我々の血税を無駄遣いしているんです。
ブルーインパルスの航空ショーを観て「うわぁ〜、かっこいいぃーっ!」って喜んでいる人たちの気が知れません。(ホントに)
2019年10月より消費税率が8%から10%に引き上げられ、税収は約5兆6,000億円ほど増える見込みなのだそうですが、これって平成31年度の防衛費(=軍事費)とほぼ同じ額なんですよね・・・。
日本国憲法第九条にしたがって「陸海空軍その他の戦力を保持しない」のであれば、そもそも消費税率を2%も増やす必要なんてないんです。
世界に誇れる日本国憲法の意義を大切にし、世界の国々から尊敬されるような国づくりをしていきたいものですね ^ ^
それではまた!
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