動脈硬化を予防する!EPA(エイコサペンタエン酸)が本当にいいって知ってますか?

メタボ、EPA

 

近年、食生活の欧米化によって、動脈硬化になる日本人がどんどん増えてきています。

脳や心臓の血管に動脈硬化を起きてしまうと「脳梗塞」や「心筋梗塞」の原因になります。

この動脈硬化を予防するのに、魚の油に含まれている「EPA」(エイコサペンタエン酸)が本当にいい働きをしてくれるってご存知でしょうか?

今回は、動脈硬化の予防という面から、EPAの優れた効果について解説していきます。

 

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EPAが不足すると血管の病気が増える!

EPA(エイコサペンタエン酸)は主に青魚に含まれる不飽和脂肪酸です。

体の中で作り出すことができない必須脂肪酸なので、食べ物(すなわち魚)から摂取しなければなりません。

しかし食生活の欧米化によって、日本人のEPA不足が深刻化しています

 

EPAの消費量の低下にともなって、脳梗塞や心筋梗塞による死亡率は年々高まってきているってご存知でしょうか?

アメリカのサウスダコタ大学で行われた研究で、EPAをはじめとするオメガ3脂肪酸の血中濃度が低い人は、死亡するリスクが20%も高くなったというデータもあります。

逆にEPAを飲むことで、心筋梗塞などの心臓病を19%も低下させたり、脳梗塞をはじめとする脳卒中の再発を20%も低下させるということもわかっています。

EPAは動脈硬化が原因となる病気を予防するために”非常に有用な物質”なのです。

 

EPA

 

動脈硬化を予防!EPAの4つのはたらき

EPAの働きですが、一言で表現するなら「血管のメンテナンス」になります。

脳や心臓の血管をきれいに掃除したり、点検して悪いところを直してくれるのです。

動脈硬化予防に関するEPAのはたらきは主に4つあるので、それぞれ解説していきましょう。

 

✔️ EPAは中性脂肪を下げる効果がある

動脈硬化はなぜ起こるのでしょうか?

それは血液中の「コレステロール」や「中性脂肪」などの脂質は「リポタンパク」という物質によって運ばれているのですが、これらが血管の壁の中に取り込まれることによって動脈硬化は起こります。

EPAにはこの動脈硬化の材料となる中性脂肪の血中濃度を下げる働きがあることがわかっています。

油っこい食べ物が好きな人、健康診断で中性脂肪(トリグリセライド)が高い人は、動脈硬化を予防するためにEPAを積極的に摂取しなければなりません。

 

✔️ EPAはプラークを安定化させる

動脈硬化が進行すると血管の壁がどんどん分厚くなり、血管の内腔に向かって盛り上がってきます。

この血管の内腔に向かって盛り上がった塊は「プラーク」と呼ばれています。

このプラークの中には「不安定性プラーク」という非常にやわらかいものがあります。

 

不安定プラークが突然破れ、脳の血管にプラークの塊を飛ばしてしまうと脳梗塞を発症します。

この不安定プラークを安定化させる働きがEPAにあるのです。

プラークを安定化させることは、脳梗塞や心筋梗塞の予防に大きく関与します。

 

✔️ EPAは血圧を下げてくれる

EPAを摂取することで血液の粘稠度が下がり、血圧の低下につながることがわかっています。

日本人を対象にした研究で、一日2.7gのEPAを摂取することで収縮期血圧(上の血圧)が下がったというデータもあります。

高血圧は、脳梗塞だけでなく脳出血の原因として最も重要な因子になります。

高血圧の人はEPAを積極的に摂取した方がよさそうですね。

 

「脳卒中と高血圧」の詳しい話はこちらの記事へ→

 

✔️ EPAは血小板の凝集能を抑制してくれる

EPAには血小板の凝集能を抑制する効果があります。

わかりやすく言うと「血液が固まってできる”血栓”を予防する」ということになります。

血栓が血管につまってしまうと脳梗塞心筋梗塞を起こします。

この血栓ができないように、EPAは血液をサラサラにしてくれるのです。

高血圧糖尿病高脂血症(最近は”脂質異常症”と呼びます)のある人にとって、EPAは本当に強い味方になってくれるのです。

 

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まとめ

もう一度まとめると、EPAには次の4つの働きがあります。

 

✔︎ 中性脂肪を下げる

✔︎ プラークを安定化させる

✔︎ 血圧を下げる

✔︎ 血栓を予防する(血小板凝集能抑制)

 

 

これらの働きによって動脈硬化を予防することが、脳梗塞心筋梗塞といった危険な病気の予防につながるのです。

 

EPAはイワシサバなどの青魚や、マグロの脂身に多く含まれています。

必要なEPA量を摂取するためには、1日1回以上は魚料理を食べた方がよいでしょう。

調理方法も、EPAが含まれた油が失われにくいように刺身とかホイル焼きなどがおすすめです。

 

またEPAのサプリメントであれば、魚嫌いな人でも手軽に摂取することができます。

脳神経外科医のアキラッチョも、EPAのサプリメント(総合力で【AOZA】 かな?)だけは強くオススメします。

 

 

不運にも脳梗塞を起こしてしまった場合を考えてみましょう。

治療が間に合えば、後遺症なく元の生活に戻ることができます。

 

でも治療のタイミングが少しでも遅れたら・・・

 

どんな大病院に搬送されても・・・

どんな最新の治療法でも・・・

どんなに凄腕の脳神経外科医でも・・・

 

決して助けることはできません!!(マジで)

 

なので病気を予防することが、一番重要なのです!

脳神経外科医を10年以上やってきて気がつきました。

これからは予防医学の時代だって ^ ^

「脳梗塞を予防する!EPAがすごくいいって知ってますか?」という記事も合わせて参考にしていただければ幸いです。

 

それではまた!

 

健康