目の奥がズキズキと痛くなるのはなぜ?原因と対処法を解説!

目の奥、頭痛

目の奥がズキズキして痛くなる!!

このような頭痛を経験したことはないでしょうか?

目の奥にひどい痛みがあると、頭の中に何か悪い病気を起こしているのかな?と心配になりますよね・・・。

今回は目の奥がズキズキと痛くなる原因とその対処法、そして放っておくと危険な病気についてお話します。 

 

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目の奥がズキズキと痛くなる3つの原因

目の奥がズキズキと痛くなると、あまりの痛さのために仕事や勉強が手につかなくなることがあります。

まずは目の奥が痛くなる原因について、主なものを3つ紹介します。

 

1. 眼精疲労(がんせいひろう)

パソコンやスマートフォンのモニター画面を長時間見続けることによって、ひどい目の疲れを起こします。

ブルーライトの影響もありますが、度数のあっていないメガネをかけたりしていると、さらに疲れ目がひどくなります。

このひどい疲れ目のことを「眼精疲労」と呼びます。

眼精疲労の特徴的な症状を挙げてみましょう。

 

目の充血

目から頭の奥へ向けての痛み

まゆげのあたりの痛み

目がかすむ視力が下がる

 

これらの症状を伴うようであれば、眼精疲労による頭痛の可能性が高いでしょう。

まずは目を休めることをお勧めします。

 

2. ドライアイ

眼精疲労と同時に「ドライアイ」を起こすとさらに目の奥のズキズキする痛みは悪化します。

目を酷使することで起こるドライアイになると、涙の量が減って角膜に傷がつき、視力低下の原因にもなりかねません。

 

ドライアイを予防するためには、意識的にまばたきをすることをお勧めします。

どうしても目が乾きやすい人は、予防的に涙の成分に近い目薬(人工涙液)を使ってみてはいかがでしょうか?

 

3. 群発頭痛

片方の目の奥を中心に、ズキズキと激しい頭痛を起こす原因として「群発頭痛」も考えられます。

あまりの痛みに自殺したくなる・・・ということで「自殺頭痛」とも呼ばれています。

 

群発頭痛の場合は市販されている痛み止めの薬は効かないため、早めに病院を受診することをお勧めします。

群発頭痛の原因や対処法については、詳しく解説している以下の記事を参考にしてみてください。

 

※「群発頭痛」の詳しい話はこちらの記事へ→

 

疲れ目の時って温めるの?それとも冷やすの?

ところで目が疲れた時は冷やした方がよいのでしょうか?

それとも温める方がよいのでしょうか?

また目の奥がズキズキと痛い時は、どうすれば楽になるのでしょうか?

 

どちらにも目の周辺症状を改善する効果があるのですが、相手によって「冷やす」「温める」を使い分けなければならないのです。

それでは「冷やす」方がよい場合と「温める」方がよい場合をそれぞれ具体的に解説しましょう。

 

冷やす

まずは「冷やす」方がよい場合を挙げてみます。

 

軽い疲れ目

・目が炎症を起こしている

・目が充血している

・目に熱感痛みを感じる

群発頭痛

 

疲れ目が軽い時は、冷やすことでスッキリする場合が多いです。

また目が炎症を起こして、充血・熱感・痛みがあるような場合は冷やさなければなりません。

群発頭痛に関しては、冷やして目の奥の血管を収縮させることが痛みの改善につながります。

 

冷やす

 

 

温める

それではどんな時に温めた方がよいのでしょうか?

温めた方がよい場合は次の2つになります

 

眼精疲労(ひどい疲れ目)

ドライアイ

 

眼精疲労のようにあまりにも疲れ目がひどい場合は、目を温めて血行を改善する方がよいでしょう。

温めて血行がよくなると代謝が良くなり、目の周りの筋肉の緊張がほぐれて、疲れ目を解消することができます。

 

また目は涙でうるおっているのですが、実は涙の上に油の膜をはることで乾燥を防いでいます。

この油を分泌するのが「マイボーム腺」と呼ばれるものになります。

このマイボーム腺が油で目づまりすると、目が乾燥しやすくなりドライアイを起こします。

 

この油の目づまりは、温めることで解消することができます。

また同時に涙腺の血行もよくなるため、涙の分泌量も増えてドライアイを改善することができます。

 

逆に炎症充血を起こしていたり、群発頭痛を起こしている時は、温めることで症状が悪化する場合もあるので注意が必要です。

 

温める

 

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放っておけない!目の奥が痛くなる危険な3つの病気

目の奥がズキズキと痛くなる頭痛の中には、放っておくと生命に関わるような危険な病気が隠れている場合があります。

それらの病気の特徴的な症状を踏まえて、放っておくと危険な病気を3つ紹介します。

 

1. 副鼻腔炎(ふくびくうえん)

まずは鼻の病気である「副鼻腔炎」です。

一般的には「ちくのう症」とも呼ばれている病気です。

 

顔やおでこの骨には「副鼻腔」と呼ばれる空洞があります。

その副鼻腔に炎症を起こして、浸出液や膿がたまる病気が副鼻腔炎なのです。

 

特に目の奥の方の副鼻腔に炎症が起こると、目の奥のズキズキとした痛みが出てくることがあります。

特徴的な症状としては、顔を下に向けた時に痛みがひどくなったり鼻水の色や匂いが悪くなるようであれば、副鼻腔炎の可能性が高くなります。

 

僕の頭痛外来にも次のような患者さんが来られます。

 

「一週間前くらいから、おでこのところがズキズキと痛いんです・・・」

 

「最近になって目の奥が疼くように痛むんです・・・」

 

このような症状の患者さんは頭の検査をしてみると、副鼻腔炎を見つけることがあります。

耳鼻科の病気になりますが、実は脳神経外科の先生が見つけることも多い病気なのです。

 

2. 緑内障

鼻の病気に続いて、次は目の病気「緑内障」です。

緑内障では目を中心とした頭痛が起こりますが、次に挙げる症状があれば緑内障の可能性が高くなります。

 

・視野の一部が欠けて、モノが見えにくくなる

・目が充血して赤くなる

吐き気がする

 

緑内障は病状の進行が早く、一度視力を失ってしまうと元には戻りません。

頭痛を我慢していると目が見えなくなってしまう可能性があるということです。

頭痛とともにこれらの症状に気がついたら、すぐに眼科を受診しましょう。

 

ちなみに僕の外来でも、緑内障の患者さんは年に1人くらい見つけています。

頭痛で来られるのですが、視力が低下していることに気がついていない患者さんもいます。

 

3. 脳腫瘍

最後は「脳腫瘍」です。

脳腫瘍は脳の中にデキモノができる怖い病気です。

良性・悪性とありますが、いずれの場合にも脳の中で徐々に大きくなって脳を圧迫してくるので、ひどい頭痛や吐き気などの症状に襲われます。

 

脳腫瘍の頭痛の特徴としては「朝起きた時の頭痛」です。

寝不足や二日酔いでもないのに、毎朝決まって目の奥や頭がズキズキと痛くなるようであれば、脳腫瘍の可能性がでてきます。

 

脳腫瘍の患者さんは、一年間で人口1万人に1人くらいの割合でしか発症しない非常に稀な病気ですが、このような頭痛症状のある方は念のために病院を受診し、検査を受けた方がよいでしょう。

脳腫瘍は子供から高齢者まで、どの年代の方でも起こすことがあるのでご注意ください。

 

まとめ【医師からのアドバイス】

目の奥のズキズキする頭痛の原因として多いものは、眼精疲労ドライアイ群発頭痛の3つです。

原因によって「冷やす」「温める」を使い分けなければ、病状が悪化する可能性があります。

 

また失明するリスクがある緑内障や、生命に関わるような脳腫瘍が原因となっている場合もあります。

おかしいな?と感じたら、早めに病院を受診した方がよいでしょう。

 

それではまた!

 

医師、目

 

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