雑記

ブラック病院で鬱になって自殺するくらいなら、とっとと辞めるべきだと僕は思う

ブラック病院

 

いつものようにコーヒーを飲みながら朝刊をのんびり読んでいると、ある記事が目にとまりました。

その記事のタイトルは『倒産にパワハラ・・・自殺急増』というものでした。

今でこそ年間自殺者数は2万人台まで減ってきましたが、交通事故で亡くなる人が年間3,700人くらいということを考えると、毎年すごい数の人が自ら命を断っていることがわかります。

ところで、医療従事者ってどれくらいの人が自殺してんだろ?・・・ふとこんな疑問が沸いてきました。

今回は、医療従事者の自殺を減らすために、僕自身が「ブラック病院」に対して思うことを、好き勝手に書いてみようと思います。

 

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ブラック病院で鬱になって自殺するくらいなら、とっとと辞めるべきだと僕は思う

厚生労働省のHPを早速調べてみると「自殺の統計」というページを見つけました。

直近の平成29年度の「職業別、原因・動機別自殺者数」というファイルを開いてみると、そこには様々な職種の自殺者数が算出されています。

その中で「医療・保健従事者」の欄を見てみると、年間の自殺者数は全国で382人(男性:214人、女性:168人)と表記されていました。

いやはや、すごい人数ですよね・・・。

母数の差はあるにしても、最近”ブラック労働”とかで話題になっている「教員」ですら、年間自殺者数は127人なのだそうです。

 

過去に僕が勤めてきた病院を振り返ってみても、自ら命を断ってしまった友人が一人います。

その友人はとても真面目で仕事熱心で、嫌な仕事でも笑顔で取り組んでくれる人でした。

側から見れば、毎日楽しく仕事に打ち込めているように思えたのですが、そんな友人がある日突然、自ら命を断ってしまったのです・・・。

理由はわかりませんが、かなりの激務を背負いこんでいたという噂も聞いています。

 

「病院」という職場には、自殺するまで至っていないにしても、このまま仕事を続けていたら危ないんじゃないかな?と思えるような場面にはよく遭遇します。

いくつか例をあげてみましょう。

 

・売り上げの数字が悪いということで、ズタボロに責められる事務職の人。

・何時間も時間外勤務をしているのに、時間外手当をすべて病院にもみ消される看護師さん。

・せっかくの休日なのに、勉強会や委員会への参加を強要される看護師さん。

・大病院のだだっ広いフロア1階分を、病室からトイレまでたった一人で掃除させられる清掃員の人。

・毎週2回ずつ不眠不休の救急当直をさせられて、休日どころか「ご苦労様」の一言すらもらえない医師。

 

あげるとキリがありませんが、このようなことは日常茶飯事で起こっています。

ほとんどの人は我慢して働き続けているのですが、もしその”ブラック病院”を辞めようとすれば、ひどい仕打ちを受けることもあります。

自分だけでなく家族のことも悪く言われ、人格を否定され、愚痴を言われ、冷めた目で見られ、その日を境に無理な仕事を強要されて、まさに奴隷扱いされる人もいます。

「死んだ方が楽」って思ってしまうほど精神的に追い込まれてしまうこともありますが、残念ながら追い込んでいる張本人(上司や同僚)は全く気づかない場合も多いようです。

「知らぬが仏」ではなく、「知らぬがために仏にしてしまう」と言っても過言ではないかもしれません。

 

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最後に、僕自身の話を少しだけしようと思います。

これから脳神経外科医として脂がのってくるはずのアラフォーという若さ(?)で、手術などの脳神経外科診療を断念せざるを得なかった時は、「もう二度と手術できないんだ・・・」という絶望感に陥りました。

今まで努力して積み上げてきたものが、一瞬で崩れ落ちる感じでした。

しかし、いつまでもクヨクヨしてても仕方ないので、仕事のスタイルを”外来診療のみの、週4日勤務”に大きく変えてみることにしたのです。

いわゆる”開き直り”ってやつですね(笑)

 

転職後も脳神経外科医不足の大病院から”仕事のお誘い”をいただけましたが、今の生活があまりにもハッピーなので丁重にお断りさせていただくことになりました。

もちろん、今勤務している病院の仕事は全力で打ち込んでいますが、必ず定時で帰宅することができるし、病院から緊急の電話も一切かかってこないし、もちろん当直業務のないので、この生活をやめる理由なんてどこにも見当たりません。^ ^

最初は残念な気持ちの転職でしたが、今では本当に転職してよかったなあと思っています。

 

健康

 

というわけで、ブラック病院で自分の人生を無駄に消耗するくらいなら、さっさと転職した方がいいかもしれません(笑)

しかし「うちの病院は待遇がいいよ〜」とか「休みもきちんととれるよ〜」という甘い言葉には絶対にご注意ください。

以前の記事にも書きましたが、知り合いの伝手で転職すると色々な面で裏切られる可能性が高いので、僕のように転職サイトにお願いする方が安全だと思います。

 

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我慢して働き続けてしまうと、ブラック病院は「まだまだ頑張れるじゃん。もっと働いてもらお♪」と、更にブラック化してしまう場合もあります。

お互いのためにも「病院を辞めてあげることで、ブラック病院だということに気づかせてあげる」くらいの善意の気持ちが必要なのかもしれませんね ^ ^

ちなみにこの記事がアップされる日、僕は隠岐の島でのんびり”島時間”を楽しんでいる予定です。

開き直りのスローライフを、これからも思う存分満喫しようと思っています♪

 

それではまた!

 

スローライフ

 

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