もし自分の家族が「認知症かな?」といった物忘れ症状が出てきた時はどうすればよいのでしょうか?
早期診断・早期治療のため、すぐに認知症専門病院を受診するのも大切ですが、他にも気軽に相談に乗ってくれる身近な「相談窓口」もあります。
今回は、認知症の身近な「相談窓口」についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみて下さい ^ ^
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【目次】
認知症の相談窓口は?
認知症の相談窓口ですが、いろいろな各団体や市区町村、そして病院にも設けられています。
認知症患者さんの介護の悩みを一人で抱え込まないようにして、積極的に相談窓口を利用してみましょう!
まずは電話で相談!
ちょっと気になる”もの忘れ”症状がある・・・というだけで、わざわざ病院を受診するのも腰が引けるという方は多いかもしれません。
まずは気軽に無料の電話相談からしてみるのもよいでしょう。
認知症110番
(0120)654 - 874 【受付時間】 |
認知症に関する悩みや不安について、どんなことでも無料で電話相談することができるサービスです。
その場ですぐに相談に乗ってもらうことができて、とことん話を聞いてくれるというメリットがあります。
認知症予防財団と毎日新聞社が共催し、アメリカンファミリー生命保険会社が協力している相談窓口なので、信頼度が高いですね。
認知症の人と家族の会
(0120)294 - 456 【受付時間】 |
認知症に関する知識や介護の仕方など、なんでも相談に乗ってくれます。
介護のグチや悩みを思う存分話してもよいとのことで、認知症の方を抱えるご家族に元気を出してもらえるように、介護経験者の方が丁寧に話を聞いてくれます。
高齢者介護支え合い相談
(0120)070 - 608 【受付時間】 |
認知症の有無に関わらず、高齢者の介護に奮闘している介護者の相談に乗ってくれる”駆け込み寺”的な相談窓口です。
プライバシーに関わる介護の悩みは、誰にでも相談できるものではありません。
全国どこからでも無料で(しかも匿名で)相談できるので、話を聞いてもらうだけでも心にゆとりを取り戻すことができるでしょう。
介護支え合い電話相談
(03)5941 - 1038 【受付時間】 |
こちらの相談窓口も、介護経験や専門的スキルのある相談員の方が電話相談に応じてくれます。
地域包括支援センター
認知症患者さんの受診できる病院や、介護サービスの情報提供など、総合的な支援を行ってくれるのが地域包括支援センターです。
市町村など各自治体に設置されており、保健師や社会福祉士、主任ケアマネージャーが配置されています。
地域包括支援センターの一番のメリットですが、介護に関する相談を一手にまとめて引き受けてくれるという点になります。
介護の問題に関しては主任ケアマネージャーが、医療に関する問題は保健師が相談に乗ってくれます。また高齢者の福祉に関する問題についても社会福祉士が対応してくれます。
介護に関する実務的な相談を行う場合、いろいろな行政機関や各関係機関をたらい回しにされることがないので安心です。
※ 地域包括支援センターの一覧はこちらへ→ (厚生労働省HPより)
病院の相談窓口
認知症は早期発見・早期治療により、症状の進行を遅らせることが可能です。
認知症を治療してくれる診療科は主に精神科になりますが、病院によっては神経内科や脳神経外科が診療に当たっている場合や、物忘れ外来が設置されている場合もあります。
病院の役割は、あくまでも”認知症の治療”になりますが、病院によってはソーシャルワーカーという社会福祉に精通したスタッフがいて、認知症の相談窓口を設置していることもあります。
介護することが難しくなってきた認知症患者さんを抱えている介護者の方は、通院中の病院にも相談に乗ってもらえるかどうか問い合わせてみましょう。
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まとめ
認知症の高齢者を介護している方の中には、「自分が頑張らなきゃ!」という気持ちが強くなりすぎてしまい、深刻な問題を誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう人もいます。
時間の経過とともに、介護の負担が肉体的にも精神的にも積み重なってきて、最終的には破綻してしまうこともあります。
「まだ頑張れる!」という気持ちも大切なのですが、「まだ頑張れる!」うちに誰かに相談するということはもっと大切です。
世の中まだまだ捨てたもんじゃないってことですね♪
それではまた!