頭痛

週末・休日になると起こる「週末頭痛」!原因や対処法について解説

週末頭痛、休日頭痛

 

せっかくの週末なのに朝から頭痛がする・・・。

休みの日はいつも頭痛に悩まされる・・・。

こんな経験はないでしょうか?

 

週末の休みになると、なぜか決まって起こる頭痛を「週末頭痛」あるいは「休日頭痛」とよんでいます。

今回はこの「週末頭痛」について、原因・対処法・予防法など詳しく解説していきます。

 

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【目次】

「週末頭痛」とは?

週末頭痛」とは、週末になるとなぜか決まって頭が痛くなる頭痛のことをいいます。

世の中のほとんどの方は、月曜日から金曜日までがんばって仕事をします。

そして週末の休日を迎えるのですが、待ちに待ったせっかくの休日なのに、いつも頭痛に悩まされてしまうのです。

すご〜く迷惑な頭痛ですよね・・・ホント。

 

この週末頭痛が起こる原因はズバリ「頭の血管の拡張」によるものです。

月曜日から金曜日までがんばって仕事をしている日々は、精神的にも肉体的にも緊張した状態が続きます。

そして週末の休みを迎えると、仕事の緊張から解放されて心身ともにリラックスしてしまうため、血管の緊張も解放され拡張してしまうのです。

 

頭の血管が拡張すると、血管のまわりに「炎症」が起きたり「三叉神経」という痛みを伝える感覚神経が刺激されます。

この血管周囲の「炎症」や「三叉神経への刺激」が「週末頭痛」を引き起こす原因になるのです。

 

週末頭痛、休日頭痛

 

「仕事が忙しすぎて、僕(私)には週末とか休日なんかないから「週末頭痛」なんてかからないよ!」

って怒られる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は決して他人事ではないのです

 

過度の緊張を強いられるような仕事や、長時間の仕事から解放された時も、頭の血管の緊張が緩んで拡張します。

やっと仕事が終わって、ホッと一息つける時にも頭痛は襲ってくる可能性があります

 

この血管の拡張による頭痛の正体は「片頭痛」である場合が多いです。

心身ともに24時間365日にわたって常に緊張を強いられるような仕事(例えばバリバリの脳神経外科医とか)をしている方は、頭痛なんて起きないのかもしれませんね ^ ^

 

※「片頭痛」の詳しい話はこちらの記事へ→

 

「週末頭痛」の4つの対処法

実際に、週末頭痛が起きた時はどうすればよいのでしょうか?

「週末」頭痛というくらいなので、普通の病院は閉まっていることが多いでしょう。

待ちに待ったせっかくの週末なので、なんとしてでも頭痛を早く解消したいものです!

それでは、この週末頭痛の対処法を4つ紹介していきましょう。

 

※「週末頭痛」の正体は「片頭痛」であることが多いので、基本的には片頭痛の対処法になります。

 

 

 

静かな暗い部屋で安静にする

週末頭痛を起こすと、普段なら全く気にならないような「小さな音」や「光」の刺激によって、頭痛症状がさらにひどくなってしまいます。

したがって、まずは少し暗くて静かな部屋でゆっくりと休んでみましょう

音や光などの刺激をシャットアウトして安静にしておけば、頭痛はかなり改善するはずです。

 

冷やす

週末頭痛は、頭の血管が拡張して、周囲の三叉神経を刺激することよって起こると考えられています。

したがって、ズキンズキンと痛くなっている部分を保冷剤などで冷やしてあげると、その部分の血管が収縮して頭痛症状が緩和されます。

逆に温めたり、マッサージをして刺激を与えてしまうと、血管が拡張して頭痛が悪化する可能性もあるのでご注意ください。

 

コーヒー・緑茶を飲む

コーヒー緑茶など「カフェイン」を多く含む飲み物を飲むと、頭の血管が収縮して頭痛を和らげてくれます。

またこれら飲み物には「リラックス効果」も期待できるので、自律神経の興奮を抑えてストレスの緩和にもつながり、頭痛に対しては相乗効果を期待することができます。

ちなみにアルコールは、血管を拡張させて頭痛を悪化させるので、頭痛の時には絶対に飲まないようにしましょう。

 

頭痛薬

頭痛がどうしてもよくならない場合は、ドラックストアなどで市販されている頭痛薬を飲んでみてください。

それでも効果がない場合は、病院の救急外来か、休日の当番医を受診するしかありません。

 

単なる頭痛と思っていたら、実は脳卒中を起こしていたということもあります。

頭痛を我慢しすぎると、取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。

 

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「週末頭痛」の3つの予防法

せっかくの週末なので、頭痛で一日が潰れてしまうのは本当にもったいないです。

できることなら「週末頭痛」を未然に予防したいものですよね?

ここではこの週末頭痛を予防するための3つの方法について解説していきます。

 

平日からストレスを解消しておく

まずは週末を迎える前に、できるだけストレスを解消しておくことが重要です。

ストレスを溜め込んでしまうと、自律神経の「交感神経」が優位となってしまい、心身ともに緊張した状態となってしまいます。

すなわちストレスは、頭の血管が収縮する方向へはたらいてしまうのです。

 

週末になってストレスから解放された時に、頭の血管の緊張も一気に解放されると・・・

「週末頭痛」が起こってしまうことは容易に予測つきますよね(泣)

 

したがって、平日からストレスを溜め込まないように、上手に解消しておくことが重要なのです。

ちなみにアキラッチョは、仕事帰りに市営のプールで1時間ほど泳いで、仕事の疲れやストレスを解消しています ^ ^

 

週末の飲酒を控える

2つ目は「週末の飲酒を控える」ということです。

お酒を飲むと、アルコールの作用で血行がよくなり血管も拡張します。

すなわち、週末にお酒を飲み過ぎてしまうと、頭の血管の拡張を助長することになるので、週末頭痛持ちの方は頭痛症状をさらにひどくしてしまいます。

せっかく一週間頑張ったんだから、金曜日くらいお酒飲ませてよ〜って主張される方も多いかもしれませんが、週末頭痛を予防するという観点からは、決しておすすめできないのが「週末の飲酒」なのです。

 

休日でも規則正しい生活をする

3つ目の予防法は「規則正しい生活」です。

特に朝寝坊しがちになる休日の過ごし方が、週末頭痛の予防にとって重要になります。

だらだらとした休日をすごすのではなく、休日であってもある程度の緊張感をもって生活するというのがコツです。

 

平日と休日の落差を、あまり大きくしないように心がけてみてください。

また休日に友達と会ったり、買い物などで出かける計画など立てておくことは、いい意味で緊張を持続させることができるため、週末頭痛の予防には効果的です。

 

ストレス解消

 

まとめ

「週末頭痛」の正体は「片頭痛」であることが多いです。

ストレスの蓄積や、生活環境の変化、そして人との関わり合いなどが「頭痛」の原因となります。

逆に言えば「頭痛」というものは「今までの生活や人との関わり方を見直すためのメッセージ」と考えるべきではないでしょうか?

週末頭痛に限らず「なかなか治らない頭痛」に悩まれている方は、以下の記事も参考にして頂ければ幸いです ^ ^

 

※「医師がすすめる”頭痛の本”」の詳しい話はこちらの記事へ→

 

最高の週末をすごすために、平日の過ごし方にはくれぐれもご注意ください。

 

それではまた!

 

くも膜下出血、脳卒中、脳動脈瘤

 

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