頭痛にはツボが効く!知らなきゃ損する「頭痛のツボ」入門

ツボ、百会

 

頭痛を改善することができる”ツボ”があるってご存知でしょうか?

頭痛で悩んでいる人は、日本全国で約4,000万人もいると言われています。

頭痛がひどくて仕事ができない人、毎日のように頭痛薬を飲んでいる人、そんな頭痛で悩まれている患者さんが毎日のようにアキラッチョの頭痛外来を受診されます。

そんな患者さんにおすすめしているのが、自分でもできる頭痛のツボ治療」なのです。

今回は薬に頼らずに頭痛を改善することができる頭痛のツボ」を紹介します。

頭痛で悩まれている方は、ぜひ試してみてください!

 

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なぜツボが効くの?

「ツボ」と言えば東洋医学の治療法の一つですが、薬や手術による治療(西洋医学)と比べて”民間療法”のレベルを脱していない感があります。

僕もツボの勉強をするまでは、次のように考えていました。

 

✔︎ ツボを押して病気が治るなんて嘘っぽいよな〜。

✔︎ ましてやツボを押すことで「お前はもう死んでいる」とかありえないし。

✔︎ 30万円のツボを買ったら大金持ち!とか何を根拠にそんなこと言ってるの?

 

という感じで、ツボに関しては正直”マユツバ”でした

しかしこのツボ治療ですが、2006年にはWHO世界保健機関)が「ツボの位置に関する世界基準」を確立するといった動きもあり、実は決して侮れない治療法なのです。

 

またアルプスの氷河から発見された5300年前の男性のミイラ(通称「アイスマン」)の体にも、ツボの位置を示す刺青が入っていたそうです。

ツボ治療には、中国4000年の歴史を大きく凌駕する歴史がありそうですね。

 

東洋医学、ツボ

 

このツボがなぜ効くのか?という話ですが、ツボは「体の中を流れるエネルギーの中継点」に一致する場所であり、その中継点を押すことで「エネルギーの流れを改善することができる」というのがツボ治療の考え方のようです。

誰がそんなエネルギーの流れを見たんだ?って思われるかもしれませんが、不思議な能力を持った人っていうのはいつの時代にもいるのでしょう(多分)。

 

他にもツボというものは「自律神経の交差点」に一致するという考え方もあります。

自律神経には、血管や内臓の働きをコントロールして、体内環境を整えるはたらきがあります。

ツボを押すことで自律神経を活性化すると、その情報が中枢神経の脳に伝わります。

その情報が刺激となって、脳の視床下部(ししょうかぶ)と呼ばれる”自律神経の司令塔”からツボに関係する内臓器官などを調整する命令が出ることで、体調を整えてくれるのです。

こちらの自律神経説の方は、説得力ありますよね?

理屈抜きにしてもツボ治療の有効性を実感できるので、アキラッチョの頭痛外来でも患者さんに「ツボ治療」をおすすめするようになったのです。

 

ツボの押し方は?3つのポイントを紹介!

ツボ押し治療では、正しい方法で行わなければむしろ逆効果になってしまいます。

力を入れてがむしゃらに押すなど適当なツボ押しをすることで、筋肉の緊張が高くなったり炎症を起こして痛みが出てしまうことがあります。

それでは正しいツボの押し方の、3つのポイントを紹介していきましょう。

 

くも膜下出血、脳卒中、脳動脈瘤

 

骨のキワに押しつけるように押す

まず解剖学の話になりますが、神経や血管は骨のすぐそばを走行しています

大切な神経や血管が、骨という硬いもので守られているのです。

ツボというものが”自律神経の交差点”と考えるのであれば、ツボの正しい位置は”骨のすぐそば”にあるということになります。

 

ツボを押すときは、ただ単に押すのではなく、すぐそばの骨にググッと押しつけるように押すと効果的です。

ツボを押した時に、頭の芯に向かって電気が流れるような感覚が起こった時は、ツボの位置や押し方が正しいことを意味します。

骨だけに”コツ”をつかんで、効果的なツボ押しができるようになりましょう!

 

息を吐きながらツボを押す

ツボを押すときは、ゆっくりと息を吐き出しながら押すと効果的です。

息を吐くときは、自律神経の中でも”副交感神経”が優位になるため、体の緊張もほぐれてツボ刺激が入りやすくなるからです。

リラックス効果もあるので、深呼吸の”呼気時”に合わせてツボをゆっくりと押してみてください。

 

5秒かけて3回ツボを押す

ツボを押すときは、5秒間かけてゆっくりと力を入れて、ゆっくりと力を抜いてみてください。

力の入れ方を何かに例えるのであれば「瀬戸内海の波打ちぎわ」という感じです。

波の穏やかな海岸で、ゆっくりとした波がざざぁ〜っと押し寄せて、ささぁ〜っと引いていくような感じです。

それを一つのツボにつき、3回繰り返してみてください。

 

もう一度言いますが、力を入れてがむしゃらにツボ押しをしてしまうと、筋肉の緊張が高くなったり、炎症を起こして痛みが出てしまうことがあります。

あくまでもゆっくりと丁寧に、そして押された時に「痛気持ちよい」くらいがちょうどいいくらいの押し加減になります。

 

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頭痛に効くツボはこの5つ!

頭痛にも色々なタイプの頭痛があります。

頭痛の中でも肩こりが原因となる「緊張型頭痛」では、ツボ押しの効果が期待できます。

また目の疲れ(眼精疲労)からくる前頭部頭痛こめかみの頭痛にもツボ押しをおすすめしています。

たくさんのツボがあるのですが、中でも汎用性の高い5つのツボを紹介していきましょう。

 

百会(ひゃくえ)

百会」は両側の耳の上端を結んだ線と、鼻から後頭部への正中線との交点になります。

 

百会

 

百会」のツボ押しは、自律神経のバランスを整える効果があります。

精神の安定をもたらす”癒し系”のツボです。

女性であれば、生理前のイライラや頭痛などが特徴の「月経前症候群」の症状緩和にも効果的です。

また頭皮の血行改善や代謝促進効果もあるので、抜け毛や白髪で悩まれている方にもオススメのツボです。

 

天柱(てんちゅう)

天柱」は後頭部の髪の生え際で、僧帽筋(首の後ろの筋肉)のすぐ外側にあるツボです。

 

天柱

 

天柱」のツボ押しは、肩こりや首のコリが原因となる「緊張型頭痛」に効果があります。

両手で後頭部を包み込むようにして、親指で「天柱」を押し上げるようにツボ押しするのがコツです。

うまくツボ押しできれば、脳天に電気が走るような”痛気持ちよさ”を感じることができます。

 

風池(ふうち)

風池」は後頭部の髪の生え際で、僧帽筋と胸鎖乳突筋の間にあるツボです。

先ほどの「天柱」よりも耳に近い場所になります。

骨を中心に考えると、耳の後ろにある骨をたどり、髪の毛の生え際に当たるところが「風池」です。

 

風池

 

風池」は首や肩の血行を改善し、脳を活性化させて疲れをとる効果があります。

「天柱」と同様で「緊張型頭痛」に効果があります。

また集中力ややる気が低下した時に、脳をリフレッシュする効果もあるので、仕事や勉強で疲れた時はぜひ試してみましょう。

 

肩井(けんせい)

肩井」は第七頚椎(※1)と肩峰(※2)を結んだ線の中心点に当たるツボです。

手を反対側の肩に置いた時に、ちょうど中指が当たる部分になります。

 

※1「第七頚椎」:頭を前に倒した時に一番出てくる首の骨の突起

※2「肩峰」:肩先の骨

 

肩井

 

肩井」は肩こりの解消に効果のあるツボです。

肩こりは、肩の筋肉が緊張して硬くなり、血行が悪くなります。

そのため肩や首の筋肉に疲労物質(乳酸など)がたまってしまい、頭痛や体調不良の原因となります。

肩井」は、肩こりが原因となる「緊張型頭痛」の予防にも効果的なツボです。

 

太陽(たいよう)

太陽」はこめかみから少し目尻によった場所にあるツボです。

目と眉毛の端を結んだ線の中間点から、指2本分ほど外側に位置します。

 

 

太陽」は自律神経を刺激して、目の疲れ眼精疲労)や脳疲労を改善してくれる効果があります。

眼精疲労が原因となって頭痛が起こる「VDT症候群」や、こめかみのところがズキズキと痛くなる「片頭痛」などに効果が期待できます。

仕事や勉強で疲れた時や、集中力ややる気が低下した時なども「太陽」はオススメのツボです。

 

まとめ

頭痛外来を受診される患者さんの中には、頭痛薬で改善しないような難治性頭痛に悩まされている方も多いです。

そのような難治性頭痛の患者さんには、日々の生活の中で「頭痛のツボ」を押すことで頭痛予防に努めていただいています

 

今日からでも試していただきたい「頭痛のツボ」なのですが、人間の体は三次元的なので正しいツボの位置を言葉で伝えるのは少々難しい作業になります。

そこでアキラッチョも読んだ一冊の良書「一目でわかる! 必ず見つかる! ホントのツボがちゃんと押せる本」を超オススメします!

 

この本は骨が透かして描かれていて、立体的に正確なツボを理解することができます。

頭痛」だけでなく「疲れ」「体の不調」「心の悩み」そして「きれいになる」ためのツボまで丁寧に解説しています。

ツボの本はたくさん読みましたが、中でもこの本は初心者にもわかりやすくてオススメです ^ ^

 

また「頭痛のツボ治療」を中心に、頭痛に負けない体を作るための「生活習慣」や「食生活」の改善策を紹介している「頭痛は、1分でおさまる!」という本も読んでみて勉強になりました。

病院や薬に頼らず、健康的に頭痛を改善したい人にはオススメの良書です ^ ^

頭痛に負けない体づくりやメンタルのコントロールが一番重要なのです。

 

それではまた!

 

くも膜下出血、脳卒中、脳動脈瘤